助産師は、『正常分娩を扱うことのできる国家資格』と定められています。

病院にもよりますが、正常分娩の場合は、お産の時に、産婦さんに寄り添い、お産になるまで対応するのは、実は助産師なんです。

医療が必要になった時に、医師の出番になります。

原則的には、助産院では医療処置(導尿・浣腸・会陰切開など)は行いません。

＊抗生剤の点滴、出血が多い場合の点滴処置など必要に応じて医療処置を行うこともあります。
（嘱託医師指示の元）

お産は、昔から自然に営まれてきました。
当院では、母子共に安全で、自然のメカニズムが十分に発揮できるよう妊娠中からサポートを行います。
自分らしい良いお産だったと産婦さんが思える事、それがしらさぎふれあい助産院の目指すお産です。

助産院での出産は、助産師が側に寄り添い、お布団の上で、好きな姿勢で、大切な家族に囲まれての温かい自然なお産です。
お母さんの〝産む力〟赤ちゃんの〝生まれてくる力〟を最大限に引き出せるよう、妊娠から出産にかけて妊産婦さんに寄り添い、心づくり、体づくりのサポートをしていきます。

しかしながら、陣痛促進剤や帝王切開などの医療介入は困難ですので、お母さんと赤ちゃんの健康状態に不安要素がない方に限られています。

自然なお産になるには、妊娠中の過ごし方がとても大事です。

しかし、赤ちゃんとママが、安全で、元気でいることが一番大切です。

なので、妊娠中や分娩中に、赤ちゃんやママに異常が見られて、医療の力を借りる必要ができた時には、嘱託医の医師や嘱託連携機関の病院にただちに転院や搬送になりますのでご理解ください。

出産チェックリストをご確認いただき、ご家族でご相談ください。

◆当院での出産

妊娠が判明しましたら、まずは産婦人科を受診してください。(できましたら、扇内医院　〒176-0024 東京都練馬区中村3-4-18 の受診をお勧めします。嘱託医をお願いしています。) 初期検査をお受けください。予定日が決まりましたら、助産院のお産説明会の「みちクラス」に参加してみてください。もしくは、お産のお話会の「幸せなお産が地球を救う」養生を説明する「あゆみクラス」のいずれかにもぜひ参加してみてください。

○ 産後、和食中心のおいしいご飯が食べたい
○ 畳の部屋で、ゆっくりと過ごしたい
○ リラックスできる環境で育児をしたい

○夫にずっとお産に立ち会って欲しい

○出産に上の子を立ち会わせたい、家族みんなで出産を迎えたい

○ 待ち時間がなくゆったりとした妊婦健診を受けたい
○ フリースタイル、不必要な医療介入のないお産がしたい
○ 助産師とゆっくり関われ、不安なことをすぐ聞きたい
○ 妊娠・出産・産後・育児と継続してケアを受けたい

◆お食事

産後の体を考えた和食中心の、からだにやさしいお食事、おっぱいがおいしくなる食事をご用意しております。

◆入院期間

産後５泊６日

【早期退院、延長のご希望はご相談下さい】

◆費用

約65万円程度

産科医療補償制度掛金を含みます。
出産育児一時金受取代理制度を扱っています。

◆産科医療補償制度について

産科医療補償制度は、財団法人日本医療機能評価機構（厚生労働省所管）が運営し、分娩により重度の脳性まひになった赤ちゃん、およびその家族の経済的負担をすみやかに補償、また脳性麻痺の原因分析・再発防止の機能を併せ持つ制度です。
助産院にてパンフレットをお渡ししております。

◆安全管理

母児の安全を守るために嘱託医でのポイント健診を受けていただきます。
また、妊娠・出産の経過中、正常から異常へ傾いた場合は、嘱託医・嘱託医療機関への転院または搬送となりますので、ご理解ください。
搬送時は必ず助産師が同行しますので、ご安心ください。