妊娠中のママにとって、出産のときに難産にならないか、無事に埋めるかと出産の事は心配なことがたくさんですよね。
この記事では、少しでも出産時に安産になるように、妊娠中に出来ることや気を付けるべきことをご紹介します。
目次
- ○ 安産とは?
- ○ 安産のためにできること
- ・適度な運動
- ・身体を温める
- ・適正体重を意識する
- ・食生活を整える
- ・呼吸を意識
- ・リラックスする時間
- ○ 安産のためのNG行動
- ・飲酒、喫煙
- ・身体を冷やす
- ・過度な運動
- ○ まとめ
安産とは?
安産と耳にすることは多いですが、実は医学的には安産の定義はなく、○時間以内なら安産、帝王切開じゃなければ安産など明確に決まっていません。
一般的な認識で、「母子ともに健康を保ちながら、安全で負担の少ない出産を迎えること」が安産とされています。
明確な定義がありませんので、安産と感じたかは人によっても変わってきます。
極端な話、お産したママが安産だったと思えばそれは安産です。
安産のためにできること
安産には身長や骨盤など身体の影響もあるとされていますが、安産を目指すためには、妊娠中のストレスや生活習慣を見直すことが大切です。出産の準備が整い、母体も赤ちゃんも健康に出産を迎えるためにも、意識して取り組みましょう。
適度な運動
妊娠中の適度な運動は、出産に向けた体力作りに非常に効果的です。ウォーキングや妊婦体操、軽いストレッチなど、無理のない範囲で身体を動かしましょう。
出産はマラソンを完走するくらいのエネルギーを消耗すると言われています。
出産時に必要な体力や筋力をつけておきましょう。
また、運動は心身のリラックス効果もあり、ストレス軽減にも繋がります。運動前に医師と相談し、適切な運動量を守ることが大切です。
身体を温める
冷えは体調不良や妊娠中のトラブルを引き起こす原因になります。特にお腹周りや足元の冷えは、血行不良を引き起こし、出産の際に不安を招くこともあります。
実際、冷え性の妊婦さんは微弱陣痛や遷延分娩になりやすいことが研究でわかっています。妊娠中は温かいお風呂やお腹にホットパッドを当てる、暖房を上手に使うなど、冷え対策を行うことが安産に繋がります。また、温かい飲み物を摂ることも身体を温める手助けになります。
適正体重を意識する
妊娠中は体重管理が重要です。過剰な体重増加は、妊娠高血圧症候群や糖尿病、難産を引き起こすリスクを高めます。また、極端に体重を減らすことも、赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中は食べすぎや塩分の取り過ぎは控え、栄養バランスを考えて適切な範囲で増加していくことを心掛けましょう。
食生活を整える
先述の通り、過度な体重増加にならないよう、妊娠中は栄養バランスの取れた食事をとることが大切です。特に、葉酸、カルシウム、鉄分など、妊娠に必要な栄養素を十分に摂取できるように、野菜、果物、魚、肉、豆類を出来るだけバランスよく取り入れるようにしましょう。
また、食事の回数を分けて少量ずつ食べることで、胃腸の負担を軽減し、血糖値の急上昇を防ぐことができるのでおすすめです。
呼吸を意識
呼吸法は出産の際に非常に重要です。呼吸を意識的に深く行うことで、リラックスした状態を作り、痛みを和らげる効果があります。妊娠中に呼吸法を練習することで、出産時の不安や緊張を軽減できます。
リラックスする時間
妊娠中のストレスや緊張は、体に負担をかけ、安産に影響を及ぼすことがあります。リラックスできる時間を作ることが、安産への鍵となります。趣味や好きなことをして心身のバランスを整えたり、リラックスできる環境を整えたりしましょう。
また、寝る前のリラックスした時間や、温かい飲み物を摂ることも、身体をリラックスさせる手助けになります。
安産のためのNG行動
これまでは安産の為に良い行為をご紹介してきましたが、注意すべき行動や生活習慣もあります。これらのNG行動を避けることで、妊娠中のトラブルを防ぐことができます。
飲酒、喫煙
飲酒や喫煙は、妊娠中は絶対にやめましょう。アルコールやタバコは、胎児の発育に悪影響を与え、流産や早産のリスクを高めることがあります。妊娠が分かった段階で、飲酒や喫煙を即座に止めることが大切です。喫煙は電子タバコなら大丈夫という事はありませんので、紙巻き・電子どちらでも妊娠中はやめましょう。
また、受動喫煙も良くないため、家族や周囲の人々に協力をお願いし、煙草の煙を避けるようにしましょう。
身体を冷やす
妊娠中は身体を冷やさないように気を付ける事も大切です。特に冬場などは冷たい飲み物や食べ物を避け、温かいものを摂取するようにしましょう。冷えが原因で体調不良を引き起こすこともあるため、温かい服装や湯たんぽなどで冷え対策を行いましょう。
過度な運動
運動は安産に繋がる重要な要素ですが、過度な運動は逆効果となります。無理な負荷をかけたり、激しい運動を行うと、妊娠中の体調に悪影響を与え、流産や早産のリスクが高まる可能性があります。
運動を行う際は、軽めのウォーキングや妊婦体操など、無理のない範囲で行いましょう。運動量などは医師に相談・確認しながら適度な運動量になるように注意しましょう。
まとめ
安産を目指すためには、妊娠中の体調管理が非常に重要です。適度な運動や栄養バランスの取れた食事、ストレスの軽減など、日々の生活習慣を見直し、できることから実践していきましょう。身体を温め、リラックスした時間を持つことも安産をサポートします。
一方で、飲酒や喫煙、過度な運動などのNG行動は避け、健康な妊娠生活を送りましょう。妊婦さん一人一人の体調や状態は異なるため、何か不安があれば、必ず医師に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。
出来る準備を行い、安心して出産の日が迎えられるように準備していきましょう。